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『月光』

某所のキリ番リクのコーナー第一弾でおま(=´ω`=)

チェイクロ(チェイサー×アサシンクロス)で「月光」をテーマにでした。
最初、ドビュッシーの『月の光』イメージでクレア×柘榴でも良いかと思ったのですが、変なサービス精神を出して、外見描写しないで新キャラつくってみますた(´ω`)
お好きな外見で想像してお楽しみください。
しかも、やっぱ、ベートーベンの『月光ソナタ』のが好きだからと、考えている内に何だか、最初は第一楽章、もにょもにょしてるシーン辺りは第三楽章っぽくなりました。

えーと、血とか痛いのが苦手な方はご遠慮ください。
鮮明に想像したら痛いです…(゜∀゜)
てか、好き放題やり過ぎたと後悔してるんだ(((´Д`;)))

ではまー、どうぞお楽しみください…楽しめる…なら…(((´Д`;)))

★☆★『月光』☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

仄青い、水底を思わせる宵闇の中、風切り音と重なる金属音がいくつも打ち鳴らされる。
幽かな吐息、衣擦れの音、静寂に包まれるはずの夜も更けた湖畔で、静かにだが殺意に溢れた二つの影が交錯していた。
両者とも手練れと見て、拮抗して剣戟を交え交わす姿は舞いの様で、更にそれを白銀の光を浴びた刀身がきらりきらりと光を跳ね返して幻想的に閃く。

殺し合いと知らぬ傍観者であれば、いつまでも眺めて居たくなるような美しさがあったが、何度目かのチェイサーに寄る職業特有の背後から歩み寄る不意打ちが、巧みに避けていたアサシンクロスの後頭部に打ち据えられ、漸く二人の舞いにフィナーレが訪れる。

意識が遠のき、もんどり打って俯せに地べたに這い蹲るアサシンクロスをチェイサーは、倒した時の勢いのまま、宙を舞う彼の持っていた海東剣を手に取り、素早く掬うように蹴り上げて仰向けにすると心臓の上のあたりに足を置き踏み締めて動きを奪った。

「名を名乗れっ!」

胸の上で踏み締める足の力を更に強めて叫ぶ。
海東剣の切っ先をアサシンクロスの喉元へと押しつけて、怒りに満ちた双眸で睨め付ける。

「…………っ…………」

チェイサーも素直に答えるとは思っていなかったが、案の定、アサシンクロスは女神の仮面とギャングスカーフに覆い隠された表情は見えない。
だが、微かに聞こえた吐息は悔しさを滲ませている様に思えた。

「何処の差し金だ? 死にたくなくば、白状しろッ!」

素直に聞く事がないだろう事は察していたが、静寂を愛でたくて湖畔を訪れたチェイサーにとって、この隙を狙われるとは『怒髪、天を衝く』と言うような怒りの感情に捕らわれた。

「言えッ! 俺は怒っているんだ!」

怒りに任せて、胸に乗せた足に体重が掛かるのも気にせず、アサシンクロスを踏みつけたまま頬を蹴り付けた。
仮面が吹き飛び、スカーフがずれてそれなりに整った顔が露わになる。
だが、既に頬に泥が付き、赤く色が変わる。流石に鉄面皮を貫こうとしていたアサシンクロスの顔に苦痛の表情が浮かぶ。

「へぇ……こりゃまた、ハンサムな殺し屋さんだこと……こんな風に嬲られるのがイヤなら、さっさと吐きな」

嗜虐的な笑み。大柄で決して軽くはない体重でアサシンクロスを踏みつけながら、更には横を向いたその顔を足で踏みつける。

「……くぅぅぅッ! 殺せぇ………」

屈辱の歪みは醜くなるほど上唇が捲れ上げ、絞り出したような掠れた第一声は恐ろしいくらいの殺意が籠もっていた。
しかし、反撃の機会を奪った現状では、肌を刺すような殺意すら何処吹く風とチェイサーは酷薄な眼差しで見下ろしながら、アサシンクロスの眼前の地面に海東剣を突き刺した。

「殺すぅ? 生憎と無駄な殺生は嫌いでね。それよりもこの立った気を静めて欲しいね」

頭を踏みつけた足を退けると、そのまましゃがみ込み、胸に置いた足はそのまま横に寝かせ腰の上に座り込んで自由を奪った。今度は自分の短刀を腰から抜き、足を振り上げて何とか立ち上がろうとしていたアサシンクロスの動きを牽制するために、また刃を喉元に突きつける。

「……何を言っている? 俺を殺して、帰れば気が済むだろう?」

そう言いつつも、隙あらばと狙い、アサシンクロスは顔の横に突き立てられていた海東剣に手を伸ばしていた。指が何本か落ちるのも覚悟なのか、抜き身の刀身に手を掴もうとしていた。
勿論、想定内の範疇であり、チェイサーは手早く手にしていた短刀で柄を弾き上げてそのまま手の届かぬ木陰の闇に吹っ飛ばしてしまう。

「馬鹿言うな。無駄な殺生が嫌いな俺に、余計腹の立つ事をさせる気か? 俺はこのまま静かに一日を終えたかったんだ……同じ様な事を何度も言わせるなッ!」

手の届かぬ遠くに反撃のチャンスである海東剣を飛ばされて、アサシンクロスの顔が悔しげに再び歪む。が、すぐ次の瞬間、他の力によってその顔が歪んだ。
ゴッと鈍い音がして、短剣を握ったチェイサーの拳が彼の頬を捕らえる。今度は血が滲んだ。端正に整った鼻筋から血が伝う。その様は滑稽であったが、チェイサーの怒りを別の物へと変質させていく。

「苛つかせるくらいなら、黙ってろッ! もう、いい……勝手にヤらせて貰うぞ?」

怒り心頭ではあったが、逆上して殺すのは趣味に合わない。かといって、このままのこのこ返せば再び隙を狙って襲ってくるのは明白だ。
鼻血を出した間抜け面であるにも関わらず、必死に殺意を向けてくる色男に嗜虐的な性欲が沸いてきた事もあり、安易で馬鹿らしいとは思った物の二度と自分に手向かう気になれないようにするための拷問方法を実行することにした。

「なぁ? 死ぬ気で挑んできたんだ……その後は、俺が考えなくても問題ないよな?」

返事が聞きたいわけではない問い。相手の屈辱と不安を煽るための言葉。
アサシンクロスの片手を掴むと頭上に短剣で縫い止める。骨を避け、地面に切っ先を掌を貫通して軽く突き刺した。

「………がぁっ………あっ………くぅぅぅぅっ………」

アサシンクロスとて、痛覚のない人間ではない。拷問の類で口を割ることはなくても反抗の意思を削ぐには十分であった。肋骨が軋むほど胸を踏みつけられても、頭を踏みつけられても呻き声を上げなかったアサシンクロスの口から、掠れた呻きが漏れた。
更に未だに自由のある反対側の手首を掴み、首に巻かれた柔らかな生地のマフラーを抜き、軽く捩りながら先に縫い止めた掌から短刀を引き抜いて、一纏めにすると両手まとめて再び地面に縫い付ける。

「………くぁぁぁぁぁっ………ぁっ………あぁっ……」

我ながら非道いことをするとチェイサーは思ったが、引き歪んでも醜くなり過ぎないアサシンクロスの美形ぶりに惚れ惚れする。普段は悪趣味だと、好まぬようにしていたが燻る怒りの感情に嗜虐心に火が付いてどうにも収まりが付かなくなって来ているのに気付かされた。

「別に途中で抜いて構わんぞ……ただ、腱を傷つけるなよ? 使い物にならなきゃ、生きていけないだろ……まぁ、お前のような優男ならヒモでも生きていけるだろうがな」

気遣いの言葉だが、勿論、気遣うつもりなどない。痛みの所為だろう脂汗を滲ませながら、情けなくも体の反応だろう瞳が潤み涙目気味になるアサシンクロスを睥睨し嗤う。

「ごっ……拷問する…つもりかっ……何も喋るつもりはっ……ない……まどろっこしい拷問より…殺して…しまえっ……」

「だ~か~ら~、馬鹿の一つ覚えみたく殺せ殺せ言ってるんじゃあないよ。殺すんじゃない……死ぬと等価値の屈辱を与えるだけだ……その方が俺もたのしーし♪」

屈辱に歪み続ける顔にますます興奮を覚えて、重い熱が下半身の一点に集中していくのが分かった。戯けた調子で答えはしたが、多分、自分の目が笑っていないで獣欲にぎらついているのが分かる。
予備の短剣を引き抜き、ばたつく両足を静かにさせるために腿の上へと腰をずらす。
そして、骸骨の意匠のバックルのついたベルトへ短剣を引っかける。両刃の短剣だが、相手の体が傷つく事は考えずにスパッと上に引き上げて切り裂いた。

「なっ! 何をするんだ!? オマエ!」

「だから、犯るんだよ……何だ? 知らないのか? 俺が男色の趣味なの? 殺す相手はリサーチし尽くすのが、暗殺者稼業だろ……だから、返り討ちに遭うんだよ」

普通なら、多少強引な時でもズボンくらい脱がせてやる所だが、相手は自分を殺そうとしてきた人間だ。多少の礼儀を失するくらいなんてことはないと、開き直るチェイサーであったが、そもそも自分を殺そうとしてきた相手で楽しもうとしている事自体、最早礼儀の問題ではなかったのだが…。

「……くっ……くそぉぉっ……」

「そんなに悔しければ、何とかしてみたらどうだ? ほれほれ、下に穿く物がなくなっちまうぞ」

卑しいくらいににやにや笑いながら、前の袷を開くと両刃でアサシンクロスの肌が傷つくのも気にせずにズボンをずたずたに切り裂いていく。血が滲むがそれも厭わない。

「……………ッ……………」

両手を貫かれ更に両足共に浅く何度も切り付けられる痛みと、これから与えられるだろう屈辱に整った顔がこれほどはないくらいに歪む。
しかし、饒舌に恨み言を口にしたところで何も解決もせず、余計なことを口走りでもすれば今以上に自分の立場を悪い方へ導くだろう事を理解しているのだろう。物言いたげで禍々しい程の殺意に満ちた目でチェイサーを睨み付けながらもただ言葉は発さなかった。

「そんなに悔しーなら、自害しないのか? まぁ、死んでも、もう犯すけどな……まぁ、プライドもなく最後まで殺す気で頑張るのなら止めないぜ?」

まさに手も足も出ないと言う状況でも、気丈に反抗の意思を示すアサシンクロスの様子がチェイサーは楽しくて楽しくて仕方がない様だ。下着も下衣の何もかもが原形はとどめていても、使い物にならないボロ雑巾の様に成り果て、彼の日に焼けぬ白い肌が晒される。

「なかなか綺麗な肌だな……俺に会うまでは、無傷だったか? もっと、艶っぽい出会いをしたかったねぇ。まー、これからやるのはただのマーキングだ。貴様が俺に負けたという…な。二度と俺の顔が見たくなくしてやるよ」

片眉を上げて皮肉めいた笑みを浮かべて、流石に両手を地べたに縫い止められ、これ以上抵抗するのが状況を悪化させるだけだと抗するのを取り合えず今は諦めたのを良いことに体を下へずらして、あからさまにイヤらしい意図を滲ませた手つきで内腿を撫でた。

「いー躰してんな。いっそ、俺のマラなしには生きていけない躰にしてやろーか?」

にやにやと下衆な笑みを浮かべながら、早速ズボンのジッパーを開き、性器だけを晒すと犯すのに必要なだけの硬度を持たせるために何度か自分で扱く。
アサシンクロスにわざと見せつける様に、荒っぽくする。尤も、思う存分犯せる据え膳な状況に興奮しているのか下着をずらす前に既にテント状態ではあったが、恥じらうことなど微塵もなく夜気に晒した。

「……調子……付くなッ……」

ひたすら無言を貫こうとしていたアサシンクロスが毒づく。流石にこれだけ好き放題べらべら饒舌に喋られれば気分も悪いだろう。チェイサーだって、拷問としての性交でなければもっと言葉を選んだだろう。だが、逆にこれも言葉を選んだ結果かも知れなかった。

「殺しを生業にするんだ、経験がない訳じゃないだろ? まー、様子からすりゃあ、初めてじゃない程度だろーけどな」

恨めしげに睨み続けてはいるが、恐怖や嫌悪などの感情が入り交じるのだろう。表情が強ばり、傷の失血もあって青ざめている様に見えた。
チェイサーは勝手に慰めの様な、からかいの様な言葉でにやにやと笑った。

「まー、もっとも、オマエは俺の可愛いペット候補になるなら、世界が変わる様な気持ちいい事はしてやっても良いけど……拒むだろうし、好き者じゃなさそーだしな。苦痛なだけで終わるだろうがな」

そう言って、アサシンクロスの閉じようと抵抗する両足の間に割って座り、股間の立派なモノに持っていた白ポーションをたっぷりと蜜がけでもするように滴らせた。

「ハニートラップで攻めてくりゃあ、勝機もあったろうに……馬鹿だな」

くつくつと喉の奥を鳴らしながら嗤い。抵抗の弱まったのを良いことに大胆にアサシンクロスの両足を顔の両脇に付くくらい高く上げて地面に押しつける。そして、準備も何もない後孔には大きすぎるだろう逸物を宛がい力をゆっくり込めていく。

「やっぱり、慣れてなさそうだな……初めてよりはマシ程度か、抵抗すると傷が増えるぜ?」

相手が女性であったところで受け入れるには多少苦労しそうなモノを白ポーションをローション代わりにめり込ませる様に押し入れていく。
勿論、アサシンクロスは表情をより一層強ばらせて、屈辱にも声を殺していたがついに耐えきれずにくぐもった呻き声を上げる。

「………あぐっ………くぅ~~~~っ……」

みちみちと音を立てそうな位に窮屈であるが、チェイサーは強引に根本まで埋め込んでいこうと、腰に全体重を掛ける様に力を込めた。
一方、アサシンクロスは道理を得て居ないのか、力んで何とか進入を阻もうとか本能的に異物を拒む為か力む。口元に笑みを浮かべて、それを助けにチェイサーは一気に奥まで埋め込んだ。

「……ッ………ハッ…………ァッ…………」

今は裂けこそはしていない様だが、慣れぬ体の部分を開かれる感覚……それも痛みを伴う様な物に口唇から絶叫を迸らせたいのだろうか、ぐっと堪えて堪え忍ぶ声が漏れる。

「……くっ……もげちまいそうだな……出来る限り、力、抜いた方が楽だぞ?」

チェイサーの方からも苦しげな声が漏れるが、それは与えられる刺激に耐える為の物で言葉の後に深い吐息が吐き出された。

「うくっ……動きずれぇな……まー、犯してるって感じはスゲェするけどな…」

使い心地の確認と言う所だろうか、挿入した感覚を確かめるのにチェイサーはぐっぐっと体重を押し掛ける様に腰を動かして根本まで入れた性器を更に奥へとねじ込む。伸びきって真っ白くなる後孔を見下ろせば、宵闇の青に混じる黒っぽい液が滲むのが見えた。

「はっ……はぁぁぁぁっ………くふっ……っ………」

何の前戯も無く本来の使い道ではないポーションを潤滑油代わりにという状態では、無理な動きに耐えきれずにとうとう何処かが裂け血が滲んだ様だ。
受け入れきれぬ程の質量に下肢が軋み、痛みが尾骨から背筋を這い昇り脳天へと突き抜ける。外側の痛みとは、全く別質な本能的に耐え難い痛みに全身が強ばり、四肢に力が籠もる。だが、何処にもその痛みを逃がす術は無く、苦痛だけが体の中に溢れていく。

「あーぁ、言わんこっちゃない……力抜かないから、裂けたぞ?……くくっ……」

呆れた様な口調で言うが、言葉の端々に悪意と嘲笑が混じる。力を抜けと言いながら腰の動きは徐々に…ポーションだけでなく、血と汗と反射的に分泌され始めた腸液のぬめりを使いなめらかに激しくなっていく。

「……ぐぁっ……くあぁぁぁぁぁぁっ……や……やめ……やめ…ろぉ………」

妙なことを口走る事は無かったが、プライドで押し殺していた声が絶えきれずに口唇から迸る。敗北を自ら認めた事になるだろう拒絶の言葉が押し留められずに出てしまう。しかも、痛みを逃すために叫びたいのに、痛みを伴い揺さぶられる為に絶叫さえも声が途切れてしまう。

「これは、拷問だ……オマエに拒絶する権利はない……くっ……よくなってきたな……」

掌の痛みと裂けた傷口の痛みに追い詰められて、性的な興奮はこちらには全くない。
チェイサーも男色を恥ずかしげもなく名乗るだけあって、感じる部分を時折責めはしてくるものの、その刺激に微かに沸き上がる物はあるが苦痛を緩和する快楽には繋がらない。

「…くぁぁっ……はぁぁっ…くそっ……このっ……ヘンタイヤっ…ロぅ……」

せめて早く終わって欲しいのだが、チェイサーが感じる度に抽送される性器の質量は増して痛みと異物感が強まる。しかも、まだ呼吸も腰の動きも余裕があり絶頂が近いと言う様な様子はない。

「……色気のない…罵倒に…呻き声だがっ……興奮するよ………」

十分に他人に誇れる大きさなだけあって、引き抜かれると安堵の吐息が思わず漏れるほど圧迫が弱まり吐き出される事に本能的な快楽を覚える。しかし、逆に深く沈められると痛みと内臓を圧迫される苦しみにほんの少しの快楽とも付かぬ刺激が込み上げる。

「……かふっ……もぉ……たす…け…て……」

殺意や憎しみが消えた訳ではないが、このまま拒み続けていても、傷が増えるばかりで自分に勝機が訪れるのかと言う疑問も浮かんできた。犯される前にプライドを守り自害する方法を拒んだのなら、男が最初言った通り誘惑して隙を狙うべきでは無かったのかと、途切れがちな意識のなかそう言う考えが過ぎる。

「……くくくっ……何を…今更っ……しおらしい………寝首でも……掻く気になったか?」

急に沸いて出てきた懇願の言葉に、あからさまに訝しそうにチェイサーは小首を傾げて漸く少しだけ腰の動きを緩めた。

「……あっ……かはっ………な、なさけ……をぉ………」

何とか隙を生むため、そして何よりここで気を緩ませれば、自身へのダメージも減る。打算も含めながら辛さを滲ませて男へ訴えかける。

「ふーん……情けを……ね……」

しかし、アサシンクロスの目算とは裏腹に男は興味なさそうな様子で目を細め。それから、にやりと酷薄な笑みを浮かべて再び腰の動きを再開する。先程までよりも力強く、奥まで穿つ様に抉り上げていく。

「……ああ……なさけっ………んはぁあぁぁぁっ……あがっ………」

「……見上げた根性だな……まだ、諦めていないのか。……まぁ、俺がイケればいいだけだから……もう、オマエのことは構わないぜ?」

こちらの期待・予想全てを裏切るのが楽しくて仕方ないと言った様子で、ケタケタと卑しい笑い声を上げて、急いた腰使いで一気にアサシンクロスを責めていく。
痛みは消えたわけではないが、傷口の熱の所為で全てが朧気にぼやけて痺れていく。流石に上り詰める様な快楽は無いものの、否が応でも反応してしまう場所に刺激を与えられる所為で自分が勃起してしまっていることに気付いた。

「……感じたいなら、自分で感じな……そこまで、サービス出来る余裕は、もうないぜ……はははっ……」

どうやらアサシンクロスの彼が企てた奸計が逆にチェイサーの加虐心を煽ってしまった様だった。
耳に届き顔に降りかかる吐息が、獣じみて荒くなる。腰の動きも、痺れた下肢にずんずんと容赦なく響き、引き抜かれる時には内蔵ごと持って行かれそうな程にずるりと引き抜けていく感覚が全神経をざわつかせる。

「……あぐっ……くふっ……かはっ………はぁぁぁぁぁぁっ……くっ……」

自身の躰も、この男も狂っているとアサシンクロスは思った。自分の何とか残った理性だけが置いてきぼりを食らい狂乱の真っ直中で路頭に迷う。

「……いいぜー……足掻け……苦しめ……藻掻けっ………」

男は己が快楽を貪るために迷わず狂った様に一心不乱に、彼の奥を抉る様に腰を穿ち続ける。もう、何処で起こっているかも分からなくなりかけた激痛に麻痺して、躰が勝手に反応を示す様になっている為、男が性感帯を抉る度に躰がびくっと反応を示して男を魅惑的に締め付ける。傷つき悲鳴を上げる躰が熱く意識が遠のく。

「………あァ……アァ……あああああああああああっ……くはっ……はっ…はっ……」

苦渋の滲んだ声が口から迸る。
男の腰の動きが止まり、腰を押しつけて最奥まで男の性器に犯されて、内部で灼けそうに熱い熱が注ぎ込まれる。チェイサーの顔が恍惚として、深い吐息が吐き出される。

「………くっ………はー…………」

一方的な性行為。ストレートに言ってしまえば、レイプは一応そこで終わりを迎えた様だった。満足げに男は流石に多少は気を抜いているらしく目を閉じたまま、呼吸を整える様に繰り返していた。

「……ふっ……はぁっ………はぁ……はぁ……はぁ……」

あまりに揺さぶる所為で、地面に縫い止めていたナイフが抜け、力なく上に上がったままの両手がぶらぶらと垂れ下がり揺れているのに気付く。傷口が広がり、痛みで麻痺したために自由に動く事すら確かめることが出来なかった。

「……ふぅ……よかったぜ……」

卑しい笑みを浮かべながら、男が性器を引き抜こうとする。萎えても質量は十分にあってずるりと引き抜けてはアサシンクロスを呻かせる。
ごぽりと粘り気を持った精液が余韻から口を開いたままの、後孔から生温く不快な感触を残しながら下へと滴り落ちた。

「……んんっ……くぅっ……」

力が入るかも分からなかった。何もしないよりマシだという半ば自棄で、手に突き刺さったナイフを手に躰を起こしてチェイサーの首もと目がけて切っ先を突き出す。

「……おっと……痛っ! ……あぶねっ……」

男がもっとも無防備になる瞬間だと痛いくらい実感しながら、チェイサーはすんでの所で身を躱してバックステップでアサシンクロスとの間合いを取った。
流石にあれだけの手負いで、レイプまでされた心身ともにぼろぼろの状態では反撃はないと油断しすぎた様だ。

「……チッ……」

最後の一撃と繰り出した物まで躱されて、アサシンクロスは忌々しげに舌打ちして、蹌踉めきながらも逃れようと距離を取られたのを幸いと走り出した。

「なかなか、根性据わってんな……にーちゃん……」

切っ先が触れた首筋を片手で押さえながら、チェイサーは立ち上がる。嗤ってはいるがそれなりに傷が深かった様で掌が赤く染まり、血が滲み胸元へと伝い落ちて行く。
必死に逃げる彼は振り返らずに、水辺へと走り水面へと飛び込んだ。

「逃げてどーすんの? また来るかい? ………あっ……流石に無茶じゃ……」

首元の傷と殺されずに今回は済んだ故に、チェイサーは深追いする意思は既に放棄していた。ただ、見送るのみだが、掌を両方逝かれて股関節が軋む程、犯してやったのに身の危険を冒してまで反撃に来て、更に泳いで逃げようとする根性に半ば感心していた。

「……………逃がすべきじゃなかったかねぇ……」

苦笑を浮かべながら、あの深手ながら既に姿の消えた湖畔を眺めて、チェイサーは嘆息の吐息を吐いた。困惑した様子で頭を掻き、自分の得物を拾い集めて、服の乱れを整え、首筋の傷を気にしながらも踵を返して、王都内へ通ずる門へとゆっくり歩き出した。
また同じように襲撃されるのに、しばらく経ったら気をつけなくてはならなくなるのだろうかと、楽しみの様なそうでない様な複雑な気持ちで白ポーションに口を付けた。

<<終>>

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