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はじめてのれいぷ

主人公のWIZがド変態なので、ド変態で脳みそピンクWIZでも愛せる!猛者オンリーでお願いしまっしゅ。

WIZ・主人公(変態
クシシュトフ・アイレンベルグ
18歳・163cm・青マジデフォ
成人を機に家を出された箱入り息子。世間知らず、貧乏。
幼少期、家庭教師が厳しかった為にM&変態覚醒。自覚している。
人を信じやすく貞操観念がない為に放っておくといつのまにかアッー…

プリ・片思い相手(ノンケ
オロフ・ミュルダール
27歳・182cm・赤騎士デフォ
微支援殴りで本来一匹狼タイプなのだが、根はお人好しで面倒見が良い。
ギルドではギルマスではないがまとめ役・中間管理職な役割を担う。
狩り場で偶然危なっかしいクシーを見つけて連れてきた本人。

狩りに行く途中、通りがかりに立ち回りのあまり上手くないWIZ・クシーを見つけて話を聞けば独り立ちで家から追い出されて、まだギルドもないと言う事で自分の所属するギルドに連れてきたオロフ。
男所帯で後衛職の少ないギルドの為に、PTでの立ち回りを覚えて少しでもギルドの力になってくれる事と、男だが顔がかわいいのでむささのいくらか緩和してくれればいいなぁと思って一緒に狩り場を回りながら日々を重ねていた。
ただ、オロフはまだ知らない…彼が変態ドMのゲイである事を……
wwwwwwwwwwwwwwwwww

 

 

 

最初はほんの出来心だった。
回数を重ねる事に、それは明らかな裏切りの様に思えて、罪悪感が澱のように沈殿して溜まっていく。そして、その罪悪は酷く甘い誘惑となって、行為の回数をエスカレートさせていった。
「…………オロフさん、たら……また、洗濯物……溜めて……」
クシーが折を見て洗濯するようになってもオロフはギリギリ今日着る分か、もしくは足りなくて昨日着ていた分を汚れが少なかったら着ると言うのを繰り返して、相変わらずの無精ぶりを発揮していた。
いや、寧ろ、クシーが実は洗濯の前に何を行っているのかは知らないのだろうが、溜まりすぎたりすれば洗濯してくれるようになって、無精は酷くなっていたのかも知れない。
「……こん…なに……無理に詰めちゃって……古いの…が、取れない……ですよ……」
誰も聞いていないのに一人何か取り繕うように台詞を紡ぐ。耳まで赤くなるほど愛らしい顔を赤らめて、弾む呼吸に言葉が自然と乱れる。
まだ身に着けている衣服を歪に歪ませ、痛いほどに股間が屹立しているのを感じながら彼の洗濯物に手を伸ばす。まるで隣の家に実った果実を盗むような罪悪が満ち、同時に甘い片思いの切なさが胸を締め付ける。
背を屈め、手を伸ばし円筒状で奥の深い洗濯籠の底へと触れようとする。体が小さいのと力がいるために、詰め込まれた洗濯物に鼻先が近づき、この籠の持ち主の匂いが強く感じられる。それも、部屋やシーツの様な残り香でなく、もっと生々しく匂いと言うよりも臭みとも言えるような汗や体臭の残滓が掠める。
「……ダメな……オロフ……さん……」
愛おしい恋人にするように甘くはにかんだ笑みを浮かべて、籠の底の方から何日か前の法衣・下着・スラックスやら一式を取り出して、その場で膝を折りギュッと強く抱きしめてうっとりと興奮の熱に浮かされた表情で頬摺りする。
まずは法衣の匂いを確かめる様に嗅ぐ。ギルドやプリーストとしての公用がない限りは必ず毎日狩りに行く彼らしく体臭に混じり砂埃の匂いがする。ほんの少し血の匂いさえしてより一層興奮を煽る。
「……大丈夫……だったの、かな? 怪我…したら、舐めたり……手当……して、あげたいな。……あ、でも、オロフさん自分で…ヒール、出来るから……大丈夫か……ふふ……」
罪悪感からか、がっつく自分をわざと焦らす為にか、一つ一つ確かめる様に段階を重ねていく。しかし、焦らしはしてみたものの、誰が見ていると言うわけではなくて、呆気なく我慢の限度を超えて敷物の上に身を横たえ、彼の衣服を強く抱きしめ鼻先を押し付ける様にしながら股間に手を這わせる。
痛みを感じるくらい強く手を押し付けて、腰をビクビクと震わせ、泣きそうな声を上げる。
「……ごめ、ん……なぁ…さ…いっ……。ぼ、僕……最初はぁ……お洗濯…して、あげ……る……だけ、の……つもり……だったっ……のに……んふぁっ……」
戒める様に強く勃ち上がった性器を押さえつけて、苦悶の表情を浮かべながら小刻みに震え、眦に涙を滲ませてここには居ない持ち主に詫びる。
「ごめんなさい……オロフさん……好き…だからって、汚れた……お洗濯、物…で……こんな……興奮して……おさまら…ない……です……。へ……ヘンタイ……です、よね……はぁんっ……」
ベルトを外すのに抱きしめていたオロフの丸められた衣服の上に頭を置いて、間近にその匂いを感じながら急いた様子でベルトを外し、いつもであれば彼がやらないような乱暴さで下着ごと下衣を脱ぎ捨てる。
見つかってはいけないと思いながらも、彼の眼差しを思い出す。そして、この現状を見たらどんな顔をするかと、蔑まされたらどうしようとか…もしも、自分を好きだと言ってくれたらどうしようなどと妄想しながら、痛めつけても萎える所か硬くなった自分の性器を扱いて行く。
「……落ち着く……よぉ、にっ……イジメ……たの、にっ……気持ち…良く……なって……きっと、オロフ……さん、僕……こんな、コト……するコ……だなンッ…て思ってッ……ません、よね……ふぁぁっ……」
横に寝転び法衣に頬を押し付ける様にしていたが、更に自制心が削られて堪らなくなったのか、一応礼儀としてかズボンの中に隠すように丸められていた下着に手を伸ばす。
機能性からか、いつもの地味な色合いのボクサーパンツで、流石に法衣にも汗の匂いが染みついていただけあって濃厚な饐えた匂いが鼻につく。あまりにも強く彼の肉体を感じさせる匂いに頭がクラクラする。気が遠くなるような官能を感じながら、仰向けになり片手で自分の小ぶりな昂ぶりを嬲りながら鼻先に押し付ける。
「……んっ……くんっ……すぅっ……はっ……はふっ……。こ……こんなの……ダメッ……んふぁぁぁっ……」
身に着けていた着衣を嗅ぐだけならまだしも、汗が臭うくらいに染みついた衣服に、あまつさえ下着にまで手を付けるなんてイケナイ事だと言う意識はあったのだが、もう自分を止める術は何もない。
より一層興奮してきたのを、体の芯が熱くなるのと扱き上げる掌が先走りでぬめってくるので感じながら、異常な事での異常な興奮に溺れていく。
「……も……だめぇ……オロフ…さん、欲しい……オロフさ、んっ……の……ココにぃ……」
最初の方は性器を扱くだけでも十分に満足していた。でも、回数を重ねるに連れてもっと深く求める様になっていた。
彼の好意が、ただの親切心とちゃんと知っているだけに罪悪感は感じるが、体は正直で実現は無理だと知りながらせめて妄想の中くらいは交わりたいとつい貪欲に求めてしまう。
異性愛者で以前妻が居た事も今までの生活で知ってはいたが、自慰のための妄想故に飛躍してしまい存在する事実を無視して相手を求めてしまう。下着を掴んでいた手を離すと指先を舐めしゃぶり、俯せで腰を高く上げた姿勢で前から手淫し、背後から回す様に先走りの滴りでぬめる後孔に指先を伸ばしていく。
「んはっ……ごめ、んな…さいっ……ぼく、こんな…コで……ふあぁっ…んっ…ちゅっ……」
彼の匂いは濃厚に感じられたが肉体は流石に感じられない。オロフの裸すら見た事がないが、確実に足りないだろう自分の細い指先が挿っていくのを感じ、イヤらしく腰を揺すりながら侘びしさから鼻先に転がった下着を口に含む。
何と卑しいのだろうと、自己嫌悪を感じながらも本人にとってはただの汚れだろう残滓を啜る様に唾液で湿らせて味わう。
「んむぅっ…ちゅっ……すぅっ……んはっ……あむっ……」
本当はここに収まった物を口に咥えたり、指だけでは物足りなく焦れるこの孔に収めたいと思うと、情けなさと侘びしさから自然と涙が零れる。
興奮は止まらないのに、こんな自分はきっと侮蔑に値すると思えば思うほどに胸が張り裂けそうに切なく苦しくなった。せめても、募る愛しさを性的な絶頂に代えて沈めようと滅茶苦茶に指先を乱暴に動かして前後共に同時に責めようとした所で……。
「すまん……予定が変わって、帰ってきた。背中流してやるから、一緒に風呂入れさせてくれ」
ガチャッと扉を開くのと同時に一気に捲し立てる様に来訪者は言う。
ハッとはしたものの、興奮が醒めないのと、自ら咥えた下着が口枷となり即座に言葉を発せない。顔も見えないが、声音で一瞬にその相手が自慰のオカズとしていたオロフ自身だと気付く。絶望的な衝撃が胸を押し潰し声を押し殺すが、治まらぬ肉欲が行為を中断する事を許さない。
「……んっ……んふっ……ぅ……っぅ……」
開けた当人も、まさか風呂に入っていると思っていた様で、話しかけた相手が脱衣所の床に転がっているなどつゆ知らず開け放たれたままの浴室へのガラス戸を見つめた後に、視界の端に何かが蠢いている事に気付き視線を足下に落とす。
「……う? ……あっ……クシー……うぇ? あッ! あぁ……ごめ……ん……?」
男所帯、ニアミスは極力避けているが、マントを外しノースリーブのインナーだけの上に、四つん這いに近いような姿勢で晒されている男の尻であるのを少々見失いがちな小さく滑らかな白い尻が目に入る。自慰の現場を見てしまったかとようやく気付き、気まずさを覚えながら慌てて後方に飛び退くようにして扉を閉めようとしたが、途中でオロフは動きを止めた。
マズいとは自覚している筈なのに、クシーは口に頬張るように彼の下着を咥えたままで顔を上げて切なげに歪ませながら見上げる。だが、指先の動きは危機感により一層の興奮をしてしまっているのか指使いが激しくなる。
正気を見失った彼には、現実なのに妄想が具現化したようにしか、今は思えなくて冷静な判断を付ける事が出来ない。
「……………って、オマ……エ……、何……してるんだッ?」
表情を失い。血の気がひいたように顔を真っ青にさせて、わなわなと震えながら最後は叫ぶ様に彼に問うた。
彼が顔を埋めていたのが、プリーストの法衣であるのに気付き、この寮には自分しか居なかった事を思い出す。その為、否が応でもクシーが弄ぶその法衣が自分の物であるのに気付いた。更に上げた熱っぽく潤んだ瞳を向けながら、口に咥えたグレーの布切れが自分の下着であるのが、想像を超えてはいたが状況から分かった。
「……ひゃ……はぅ……う……うぅっ……」
忘れかけた罪悪感と、自己嫌悪が満ちてきて、驚きで忘れかけたが眦に涙が溜まりボロボロとこぼれ落ちて行く。しかし、混乱してしまって、どうして良いか分からずに口を開けない。
何故か自慰の手を止められない上に体の興奮の方は余計に強まって行く。だが、オロフの方は茫然自失の無表情から蔑む冷たい目となり、眉尻が上がった怒りの表情に変わっていった。
「イイからッ! いい加減、ヤメロッ! このッ、変態野郎ッ!」
まずは頭の下に転がる自分の法衣とスラックスを奪い取り上げながら、脇腹を蹴り横に倒して自慰の手を止めさせた。
それから、身を屈め口の中に乱暴に指を突っ込むと唾液に塗れた下着を引っ張り出す。
「……んふっ……はっ……あぁ…あっ……」
「……うわっ、キタネッ!」
嫌悪から自分の物を取り返したくて、口の中にまで指を突っ込み取り出したが、唾液を吸ってべとべとする感触に耐えきれず、クシーの顔に思いっきり投げつけた。
「ごめ…ん…なさ……い……ぅぷっ……」
多少は淫熱が醒めて冷静になったのか、自分の両肩を抱きながら身を丸める。自分のしてしまった事の大きさに怯えた様に体を震わせて、詫びの言葉を発したが下着を顔に投げつけられて最後まで言い切る事は出来なかった。
「なぁ、オマエ……オレの服洗ってくれたのって……センズリ扱いて、その汚れ隠す為だったのか? キモチワリィ……」
両腰に手を当てて長身を屈めて覗き込み、嫌悪をありありと滲ませた表情で吐き捨てる様に言った。軽く爪先で脇腹を小突きながら、嘘でもついたら許さないと言うようなキツい表情で睨み付ける。
「……ご、ごごごご……ごめん、なさい……最初…は……ちがった…ンッ…です……」
怯えか、緊張か小刻みにわなわな震えながら、どもりながら必死に答える。小突かれると、逆上させまいと耐えるが元々サディスティックな行為に興奮してしまう質故に更に興奮してしまいそうになって必死に堪えた。
「最初ぉ? てか、オナッて、オレの服にセーエキぶっかけてたんだろ? このッ、ホモ野郎ッ!」
いつか『色々な奴が居るのは認めるケド、自分が男とスルなんてキモチワルイ』と嫌悪を露わにしていたのを思い出した。冷たく怒りを滲ませる彼を見ていると、この行為はあくまでも決してバレぬように秘めてしなくてはいけなかったのだと、自分の浅はかさを強く感じて絶望感に晒される。
「……ごめ…ん、なさいっ! オロフ…さんが……こゆ…の、嫌いなの…知ってたのに……ホント…ごめん、なさ…い……」
好きなだけでもイケナイ事だったのに、こんな怒らせて嫌な思いまでさせてしまって、自分の最低さに後悔したが、告げる詫びの言葉の全てが言い訳の様で彼はどんどんと怒りを募らせている様だった。
いつもは優しい表情しか見せない顔が、いつになく厳しく冷たいものとなっていた。男同士の感情への嫌悪も多少あるのだろうが、純粋な好意だと思っていた事が性欲処理の為の欲望を満たす為だけの行為だったと知って、オロフは酷く裏切られた様な気持ちになっていた。
「人畜無害そうな顔してるクセに、他人様の汚れ物を更に汚してセンズリ扱くとはな! 中身はド変態かッ! オレのコトも、性欲の対象にしか思って無かったのかッ?」
冷静に思えば、それも理想の押し付けであったのだが、純粋に自分に敬意を持って接してくれる可愛い後輩と思っていただけに、変態的な自慰の対象に自分が選ばれているのを見て全ての敬意が気を惹きたいあまりの演技ではなかったのかという疑いが生じる。そして、その疑いは今まで大切にしてきた想いをそのままそっくり反転させたように嫌悪を込み上げさせた。
「ち、違い……ますッ。男……に、好かれるの……いやって、言ってたのに……ごめん…なさい……ヒックッ……性欲……じゃ、なくて……好き…だからっ……」
誠実に答えようとすればするほど、彼の意に反する答えになるし、謝る台詞も最悪の嫌悪の対象となるだろう行為を既に見られた後では白々しい言い訳にしか聞こえない事を痛いほど痛感する。余韻の所為で覚束無いながらも必死に体を起こし悲痛なくらいの表情でオロフを見上げた。
だが、オロフの気持ちは治まらなかった。どんなに後悔に満ちた表情で詫びの言葉を言ってはいるが、いくら罵られても屹立したペニスの形はそのままで、この情けなく怒られた状態でも性的な興奮を覚えているのは明白だった。彼は一度嫌悪から取った距離を縮めてクシーの目の前に立ちはだかる様に立って侮蔑の目で見下す。
長身故に照明を遮り、大きな影を彼に落とす。怯えた様子で表情を強張らせて、思わず脚に力が入らない為に後手でじりじりと後退りした。好きな相手にこんな恥ずかしい姿を見られて蔑まされているのだと思うと興奮が消せず、激情を感じながらも、きちんとした反省の態度を見せられないでいた。
「オレのコト見て、そぉして、チ●ポでっかくしてたんだろ? 今、オレが怒ってるのに、何なんだよッ! その態度はッ!」
何とか正座をして土下座しようとはしてみたが、間抜けにも股間の小さく生っ白いペニスがぴょこんと勃ち上がったままで怒りの炎に油を注ぐ。
激情のままに、オロフは実力行使でそのペニスを萎えさせてやろうと足を伸ばし、靴裏でキツく踏みつける。下腹部に押し付ける様にぐりぐりと踏み躙る様にしてくる。
勿論、痛みが走り腰が引けるのだが、正座している所為で逃げ切れない。
「……ひぅっ……いた…い……よぉ……。ご、ごめん……なさい……その、落ち着け……ます……からぁ……そん、な……ふま……ない……でぇ……グスッ……」
痛みで萎えて落ち着くかと思えば、想像していたシチュエーションを実践されて、想像より遙かに痛く普通なら萎える筈なのに追い詰められるように踏まれ靴裏の下で更に硬くなって押し返す様に蜜を滲ませて腫れ上がる。
痛みと後悔から、ぼろぼろと涙がこぼれ落ち、しゃくり上げに声が濁るが、腰の動きは淫らでオロフの靴裏にわざと押し付ける様に動いてしまう。萎えてくれるようにと祈るように思いはするが裏腹に、先走りがねっとりと靴裏と自分の下腹を汚す程に溢れていく。
「テメェ! 痛いとか言いながら、余計にガチガチになってんじゃねーかッ! オレが怒ってンのに興奮しやがって、この変態がッ!」
更に力を込められて、先走りのぬめりの所為で更に激しく靴裏に磨かれると痛みと刺激に、性的な興奮を落ち着けて彼の怒りを鎮めようと思う気持ちとは全く逆方向に切なさが下腹部に蟠り爆発しそうに込み上げる。
「……やぁっ……ダメッ……グスッ……それぇ、いじょぉ……ヒックッ……んぁっ、ひゃっ……あっ、あぁぁぁぁんっ……んっ……」
いやいやと首を振ってそれ以上踏みつけるのを拒むが、怒りにまかせてオロフは更に力を込めた。カウパーのぬめりでそれが滑り、強く表面を擦られて踵で一際強く亀頭を踏み躙られる。
それでイッてしまっては変態だと彼により一層印象づけてしまうし、絶対イケナイとは頭では考えたが体の方は我慢できず、ただ反応のままにビクンビクンと腰を何度も震わせながら彼の靴裏にたっぷりと滾った白濁液を吐きかけていた。
意識が飛びかけるが、壁に寄りかかり必死に口唇を噛み締めて堪える。だが、異常な状態から産み出される興奮のあまり強烈な快感が突き抜けて、意識が朧気になってしばらく放心する。
「…………………イッ……イキ……やがった……」
オロフも再びの予想外の状況にしばらく放心してしまってから、引き攣り嫌悪の表情を隠しもせずに浮かべ、靴裏をべっとりとぬめらせる精液を汚いとばかりにクシーの汚れていない太腿に何度も擦りつけて行く。
ぬめりながらもざらつきを感じる靴裏で、擦られる度に壁に背を預ける程ぐったりしているのに腰だけは別の様で上下してしまい正座していたはずの両脚はだらしなく左右に開いていしまっていく。まだ汚れていない余白を求めて、新たに晒された内太腿へと足が移る。急所が近いために敏感で、イケナイと自制する意識はあるものの行動や実際の体の反応には反映されずに、我慢できないで再び性器は硬さを取り戻し、ぬめりを失い更にざらつく靴裏に煽られ、再び熾る欲情の炎に自制心が熔けていく。
「……ご、ごめんなさ……いっ……ぅ…あっ……んぅ……っはっ……はぁっ……」
体の反応の伴わない詫びの言葉がまた口をつく。
妄想ではなく、現実で蔑まれ疎まれて踏みつけられているのに、オロフの気持ちを無視して体が感じるままの快楽に溺れて、彼の言葉通り彼の怒りをも性欲の対象として興奮を覚えるの止められないでいた。
「……ッ! 何が、ごめんだッ! チ●ポおっ勃てて謝るんじゃねぇ!」
完全に逆上させてしまったようで、足を上げて横っ面を踏みつけるようにして壁と靴裏で挟み込みギリギリと力を込めていく。
嗚呼、こんなにまで怒らせてしまったのだと胸が痛むが、体の方の興奮とはまるで切り離されてしまったかのように興奮が強まる。後悔の涙を零しながら、更に沸き起こる煩悶に深く甘い溜め息を漏らす。
流石にこれ以上怒らせては彼に申し訳ないと思うのと、骨が砕けそうな痛みに耐えかねて手を添えてそっと先程まで自分の性器を踏みつけていた靴を大切そうに捧げ持つ。
「……ごめ…ん…なさい……変態…で……。でも、ホント…に……申し訳…ないって、思って……ます……。……綺麗……に、させ…て……くださ…いっ……」
手を添えられ、ようやくお詫びらしいしおらしい態度に落ち着きを少し取り戻したのか、込めた力を抜きながら確かめる様に顔を覗き込んだ。
目を伏せてから、遠慮がちで怯えを滲ませ様子を伺う様なおどおどとした嗜虐心を煽るような表情でクシーはオロフを見上げた。
「……キレイにぃ? まだ、おっ勃ててるのは、変態だからか……ふーん、で、どうすんだ?」
誠実な謝罪を求めていたが、求める様な言葉は性的な興奮に囚われたクシーには出来ず、徐々にオロフも怒りの方向性を見失っていた。今は段々と態度も言動もしおらしいが、変態的に勃起したままのクシーを更に貶めて、せめてもの憂さ晴らしをしようと言うような気持ちになってきていた。
先程のアルコールの効果が切れていない上に怒りに逆上して、更に酒が回り自覚の無いまま理性の箍が弛んだまま、勢いのまま突っ走って行く。
「……まだ、汚れてるから……ホント、ごめんなさい……こんな、変態の僕が……あなたを好きに、なって……」
足の重みを感じながら、両手で必死に持ち上げてオロフが辛くない様に自分が身を下げて下から靴裏に舌先を這わせる。汚いと言うのは十分に分かっているし、それが更に激情を駆るかもしれないと思いながらも、他の誠意を表す方法が思いつかずに試みる。
「……へぇ、そこまですんのかァ……」
語尾上がりの侮蔑を含んだ半ば呆れ気味の声で言い放つ。
足を振り払われたら辞めようと思っていたが、クシーを貶める事で気晴らしをしようと考えた彼は好きなようにさせて、わざとじっくりと冷たい目で検分するように見つめる。
また、イケナイと歯止めの思考は浮かぶが、視線に射貫かれ行為の異常さを強く認識させられて一度達して落ち着きかけた劣情がジリジリと再び存在を広げて行ってしまう。
必死に舌先で青臭い自分の精液を舐め取る為に、言葉はなく舌先を愛撫するように丁寧に靴裏に這わせながら、コクコクと何度も真剣な様子で頷いた。
「変態も大変だな……まぁ、それだけ顔が良けりゃ、運が良けりゃ相手してくれる奴も居るんだろうけどさ。……てかさ、そんな丁寧にして……美味いのか?」
酒の余韻が抜けきらずに、妙なハイ状態になっている所為か、クシーが涙を滲ませながら捧げ持つようにして自分の靴を舐める様子に、自分が尊大になった様な異常な高揚感が生まれる。
その感情からか、いつもはしないような酷薄な嘲りの笑みを浮かべて、靴の下に隠れがちな彼の顔を覗き込む。勿論、そうすれば前に出た片足は彼が支え持つ為に体重が掛かり、新たな責め苦となるが気にせずにそうした。
「……ふぅぅっ……ぁっ……は、はい……舐めさせ…て…貰えて、嬉し…いし、おいしい…です……」
不意に掛けられた体重に非力な為に潰されそうになりながらも健気に耐え、更に健気な台詞を重圧に表情を歪ませながらも辛うじて笑みを浮かべながら答える。
だが、オロフはわざと健気さを無視するように冷淡な様子で、興味を失ったかのような態度で預けていた足を下ろしてやり、再び正座となっていた閉じられた両脚の付け根をじろりと見る。
「何されても嬉しいんだな……変態って……」
煽られるままに欲望を持ってはいけない、戒めなくてはと思いながらも蔑む視線にまた快感を見いだして、思わずビクッと肩を震わせて両手で隠そうとした性器がピクリと跳ねた。
靴裏についた唾液を床に擦りつける様にしながら、両腰に手を当てて腰を屈めてじっくりと顔を覗き込む。不躾なまでにまじまじと顔を見つめては、掌でそっと隠された未だ萎えない性器の様子を伺い見てから、また嘲りを隠そうともしない声で尋ねる。
「男同士ってさ……ケツで、すんの?」
卑しいくらいに興味本位で尋ねていると言うのが滲み出た表情で小首を傾げながら尋ねる。そして、答えにクシーが迷っている隙にいきなり頭を鷲掴みにすると立ち上がらせ、扉が開けたままの浴室に連れ込み浴槽の縁を掴ませて腰を突き出す姿勢を取らせた。
驚きはしたが、抵抗する気にはとてもなれず素直にされるがままに従う。
好きな人に尻を見られる羞恥を思い出し耳まで赤くするが、耐える様に目を閉じて拒否権はなく頷きながら問いに答える。
「はい……全部、じゃないかも……しれません…が……」
薄い尻たぶを左右に割り広げられ、アヌスを晒される。色素沈着し難い質なので、そんなに恥ずかしい物ではないと思うのだが、最初に刺激が欲しくなって弄った所為か綻んでおり、見られるという羞恥にひくついてしまっているのが自覚できて逃げ出したいような気持ちに駆られた。だが、勿論、それは出来ずに耐える様に掴まされた浴槽の縁をギュッと指が白くなるほど握りしめて耐える。
「ふーん……オンナノコでも、こっちが好きな子いるしな……。しっかし、男らしくねぇよな……オマエ……」
軽く指の腹で、感触を確かめるように入り口だけを揉む。それだけでも、強い快感を覚えてしまうのに、不意に続けざまで勢いよく平手で手形が付くような強さで思いっきり尻を叩かれる。
「……っ……くぅんっ……ぁっ……ひゃぁんっ!」
あまりの衝撃に腰だけが浮き上がり、全身が跳ねて危うく掴んだ浴槽の縁を離して頭がガクンと落ちそうになったが、必死に耐え元の姿勢を保とうとして体を起こす。
必死な彼を尻目にオロフは堰を切った様に笑い出し、両腰を支えるように持ち上げながらじっと浮かび上がる自分の手形を見つめる。
「……ハハッ……声まで、オンナみたいだな。そんなにオトコが好きなのかぁ……」
言葉を噛み締めるように独りごち晒された白い尻を眺めて、軽く酔いを覚ますように溜め息をついて、しばし考え込むように動きを止めた。
ひりひりと痛む余韻にまた興奮してしまいそうになりながら、彼が次に何をするのか恐怖と期待が入り交じった複雑な心境で次の行動を待った。
「なぁ……オレ、怒ってるのに、オマエ……何か、アンアン言っちゃって楽しそうだよな……」
どことなく憤りを秘めているように聞こえながら、無感情にも聞こえる独り言のような声音でクシーに問う様にオロフは支え持った腰を爪先が浮くほど持ち上げる。
それから、予兆もなくいきなり両脇から手を離して、腰を落とす。
もう、嬲られて足下が覚束無くなっていた為にまた床にへたり込みそうになり、苦しげな声を漏らして、倒れぬ様に必死にクシーは踏ん張っているようだった。
「オマエも犯されたくて、やったんだろ? ムシャクシャしてるから、オマエで遊んでやるよ……」
一瞬、内容を聞き違えているのかと思うほど淡々とした口調で言う。
そのまま、何も聞こえなければ混乱しすぎて幻聴が聞こえたのだと思うところだったが、ガチャガチャとベルトを外す金属音がして、ジッパーを下ろす音まで聞こえてきて、まさかと肩越しに振り見て確認しようと思った時には、片腿を持ち上げられて後孔に硬くぬめった先端を感じた。
「ちゃんと、気持ちよくしろよ? ハハッ……」
ブジュッと湿った音と共に冷たくぬめった液体が、火照った尻を伝い腿や勃ち上がったままの性器へと滴り、その寒気にぶるっと身を震わせた。簡易の潤滑液として手近にあったボディソープを尻に掛けたようだ。
すぐ次の瞬間、持ち上げられたのとは反対の腿まで持ち上げられて腰が宙に浮くと一気にそのぬめりを伴って、巨躯に相応しい太くて硬いペニスが綻んだ程度のアヌスを無理矢理広げながら沈んでいく。
「……うぁぁぁっ……あぁぁっ……んっ…ぁはぁぁっ……」
耐える事など考える隙も無かった。好きな人の性器を咥え込める悦びに、罪悪も謝罪も何もかも溶けて、ただ犯された刺激に反応して二度目の射精を迎え、浴室のタイルの床に精液を飛び散らせ、歓迎するように何度もオロフのペニスを締め付けて腰を震わせた。
「……って、オマエ、またイッたのか……変態な上に、ド淫乱だな……っふ……オンナノコだって、こんなすぐ何度も……イかねーだろ……」
くすくす笑いながら、両脚を左右に開いた状態で腿を掴み上げて、腰を前後に揺すってそれに合わせて腿を引き寄せて奥を下から抉り上げる様に穿つ。
気持ちよくしろと命令形で言っただけあって、クシーの様子などお構いなしに責めていく。上半身は浴槽の縁にしがみつき支えているが、両脚をほぼ一直線に開かれて宙に浮いた状態となる。
踏まれて虐められた余韻で体から力が抜けてしまいそうなのに、容赦なく体を揺らされ耐える事に精一杯になってしまう。
「……んふぅ……あぁっ……ひぃあっ……あぁっ……」
耐えるのに体に力が籠もれば、自然と咥え込んだオロフの性器を刺激するようにキツく締まる。動きにくくなるかと思えばソープの所為で動きが緩められる事はなく、貪るようにガツガツ突かれる。
普通なら苦しさの方が強くなる事だろうが、どんな酷い仕打ちを受けても全てを快感と捉えてしまう体には、これが最後となろうとも想い続けた人に犯される事実も重ね、全てが快感に繋がり必死に振り落とされぬように耐える事しか思い浮かばなかった。
「……っ……遊んでて…ゆっるい…かと、思えばッ……締め付け…キッツいな……ふぅ……スゲェ……吸い込まれそ……」
勢いからの嫌がらせ、ただの考えなしの暴走とも言える行動でクシーを犯し始めたが、一線を越えた高揚感からか最初に持っていた嫌悪をも忘れて、元々目的など無いに等しかっただけあって、求める事が与えられる快楽を十二分に味わう事へとすり替わっていく。
ピストンの度に腰が無理なくらい撓らされ、最初から乱暴だった腰使いが更に激しくなる。それでも、痛みや苦痛を感じてもオロフに犯されていると、切なさが込み上げて今までの経験の中で一番気持ちいいと思えるような官能に身も心も熔けてしまいそうになる。
「……ひぅっ……くぁっ……あふっ……う、嬉し…い……ですっ……」
例え体だけを褒められる褒め言葉でも、向けられる嫌悪に凍てつきそうだった心がじんわりと暖かくなる。もう、彼が今快楽を貪る為だけの道具として自分を捉えていたとしても、自分のした事への絶望感を少しでも癒せるのならと、必死に浴槽の縁に縋り付き頽れてしまいそうな体を支えて突き上げに耐える。
これが最後なのだと思うと悲しくて涙が溢れるが、逆に最後にこうして想いが果たせて幸せだと言う気持ちも過ぎる。震える声で告げながら肩越しにオロフの顔を見上げる。
「………………ふぅ……くっ……そんな、オレ……好きなんか?」
返った言葉と表情がが意外だったのか、呆れた様にも驚いた様にも取れるような表情でオロフは尋ねた。
だが、腰の動きは快楽を追求するように、ズンズンと全身に響く様な激しい突きを繰り出す。そして、射精が近いのかクシーの中で更に存在を増して、何処が感じるかは知らないのだろうがその太さと熱で更にクシーを追い詰めるように刺激していく。
「……あはぁっ……はぁんっ……好き……です……。抱いて……貰えて……嬉しい……」
自分の中で彼の性器が硬くなっていくのが、ただ嬉しくてブルッと大きく震えて彼がもっと感じれる様にと腑抜けてしまいそうな体に鞭打って、頷き微笑みながらアヌスを締め上げる。
何か思うところがあったのか、ただ単純に射精が近く言葉を紡ぐのが面倒になったのか、無言のまま体内で震えるペニスで奥を何度も抉り、射精を促すように動かした。そして、オロフもブルッと大きく震えると、クシーの内部で熱い物が弾ける感触がした。
「…………っ……ふっ……っ…………」
中で達したのだと感じると、溜まらなくなって身を仰け反らせながら後を追うように達して、力が抜けてしまいそうだった体を何度も強張らせながら再び冷たいタイルに向けて精液を放ち、何度も腰を震わせて達してなお萎えないオロフの性器を締め付けた。
「……ふぁぁっ……あっ……オロ…フ……さん……の、出て…るぅ……」
自然とまた涙を零しながら泣いていた。嫌われたのに、犯されてその証に中に精液まで貰って自分はなんて幸せなのだろうと感じ、切なくはあったが嬉しそうに儚げな笑みを浮かべて肩越しにオロフの顔を見上げた。
「…………………………………………」
オロフは何故か今度は罵声も感想も発さず、ただ無言にその表情を見つめて動きを止めた。
クシーは、嗚呼、本当にこれが最後なのだと感慨じみた気持ちで涙は抑えられないが精一杯の笑みを浮かべ、何とか上がった息を整えて最後の詫びの言葉を告げる。
「……ごめんな…さい……。あし…た……ここ…から、出て……行き…ま…す…」
何か答えてくれるかもしれない。そんな淡い期待を持ちながら、腰の動きを止めた彼の反応を待つ。もしかしたら、暖かい言葉を掛けてくれるかも知れないと過ぎりはしたが、まだ満足していなかったのか一度止まった動きが再開された。
少し残念に思うが、慰みにしても自分の体を求めてくれるのを嬉しく思い再び身を委ねるが、今度は更に責めは過酷になる。片足を解放して、掴んだままの膝裏に手を入れて抱え上げながら空いた手でクシーの髪を掴む。
「……ぅぶっ……はっ……っはっ………………ぷぁっ……」
何を思ったのか、オロフはお湯の張られた浴槽にクシーの頭を突っ込み窒息しない程度の感覚で上げさせた。
窒息しそうになるので起こる締め付けに、苦しげに息を吐きながら苛立ったように、奥を抉りながら尋ねる。
「……っ……ふっ……ホント……にッ、好き……なのかッ?」
意図は掴みきれなかったが、今は切なさが込み上げて酷くされればされるほど、オロフに溺れて限界を超えるほどの苦痛でも快楽を見いだして、それを伝えるように先程よりも更に滾った様な気さえする彼のペニスを締め付けて頷く。
そして、その言葉を求めているのかは分からなかったが、苦しいながら相手を振り見て必死な様子で精一杯の気持ちを告げる。
「ごめ……んな…さいっ……好き、です……酷く……され、ても……あぁ……もっと……」
彼にだったら今殺されても構わない。そんな風に過激な事を思いながら、その気持ちの一部でも彼に伝えたくて必死に祈る様な気持ちで彼を見上げた。
再び頭を掴まれて、水責めをされるのかと身を強張らせたが、今度はまた真逆な事をされて驚いた。水に漬けられるよりも気持ち的には息苦しくて、眩暈を覚えた。
「…………んむっ……んんっ……んふっ……ふぁ……」
無理に首を捻らされて、口付けされた。息を吸い尽くすように舌に吸い付き、更に追い詰めるように口内を嘗め回して、上顎や舌の上を犯す様に何度も擦り上げながら、深く深く奥を何度も抉られる。
先程までの責めもキツかったが、今は今の腰遣いの方が激しく乱暴で片足を抱え上げられて居なかったら腰砕けでその場でへたり込んでしまいそうな程力が抜けていく。
もう、言い訳も、後悔も、これからの事も、頭の中でぐるぐると巡って消せなかった迷いや苦悩が全て塗り潰される。
「…………クシー…………」
口唇が離れた一瞬、オロフの口から名前が微かな声で発せられる。
腰の突きで揺らされる湯船のお湯が波打つのと、結合部からソープと先に射精された精液が泡立ち立てる濡れた音にかき消えそうだった筈なのに、幻聴かもしれないがクシーの耳に届いた。
「……ひぁっ……あふっ……んむぅっ…………っ…………」
今、達するなと言うのが無理だと言うほどの強い快感が走り、クシーはオロフのペニスで再び達し徒花の様に白濁を飛び散らし、オロフを愛おしげに締め付けながら気絶するような絶頂に追い上げられる。
口唇をキスで塞がれていた為に発する事が出来なかったが、悲鳴に近い声を口唇が離れる度に漏らし、最後掠れた声にならぬ声で啼いて震える。
「……んっ……ぐっ……んんっ…………っ………」
今度はオロフが後を追うようにドクドクと射精して、飢えたように息苦しさに逃れようとするクシーの舌を執拗に嬲りながら、息をも吸い尽くす様に口の中もずっと犯し続けた。
最初は嫌悪だった筈なのに、今はどんなに引き寄せても足りないと思うくらいの彼への愛おしさを感じ、もう精液も出終わったにも関わらず、繋がったままで彼を強く抱きしめた。
クシーの体が強張り震えていたのが落ち着いて力が抜けてしばらくしてから、ようやくオロフは彼の体を解放した。
今度は手放す様な乱暴な真似はせずに、抱きしめたままストンとその場にへたり込んだ。無言のまま、流石に疲労で気を失ったクシーの顔を見つめて、呆然としていた。

ぼんやりと目を開くと、部屋の構造は一緒だが霞む視線の先に誰かが寝ている姿が映り、余計にクシーは現状が理解出来なかった様だ。ベッドサイドの机に手を伸ばしたが、眼鏡はない。
何も身に着けて居ないのと、良く見えないが自分の部屋ではない事に気付き、酷く困惑した表情で当たりを見回してから、恐る恐ると言った様子で多分視界に入るソファの上に横になっている人の名前を呼ぶ。
「あ……あの、オロフさん……」
ビクッと驚いた様子で肩が揺れると、ガバッと勢いよく体を起こす。その反応に呼んだ名前が間違って居なくて良かったと思う反面。昨日の事が現実だったのか、夢なのかが分からず今の現状がどう繋がるのか今ひとつ想像出来なかった。
眠気が抜けないのか、ふるふると頭を振ってからようやく顔が分かる距離まで近づきふて腐れた様な表情と目の下が酷いクマに、自分から何を尋ねれば良いか思い浮かばず彼が何か言うのをベッドの中で大人しく待った。
「…………クシー」
目の前に立ち視線を合わせぬまま、オロフが名前を呼ぶ。
戸惑いどう答えれば良いのか、昨日の形相を思い出し少し迷うが、無視するわけには行かずに声を出して静かに頷きながら答える。
「……は………い……」
酷く声が掠れている様で、思ったよりはっきり答えられずにやはり昨日の出来事が夢ではなく現実だった事を感じさせた。
体の方も、傷や痛みはオロフが回復させてくれたのか無かったが、魔法では治らぬ疲労と下半身の違和感が、昨晩の事が現実だった事をはっきりと肯定していた。何故、あれだけ嫌われた筈なのに彼の部屋の彼のベッドで寝ていたのかは、納得のいく理由が思い浮かばずオロフの言葉を待たざる終えなかったのだが……。
「やっぱりな……汚れ物とはいえ、人の洗濯物を汚して……その、オナニーは良くないって思うんだ……」
言われなくても分かっていた筈の事で、今更ながら良心が咎め胸を痛めながら、少し悲しそうな顔にはなってしまうがしっかりと頷き、それからまたオロフの顔を見上げた。
しかし、彼の方はまっすぐ見つめたのは最初の一言だけで、視線は逸らされたままだった。
気まずい沈黙があり、先程とは打って変わって声を張り上げながら、ベッドの傍らまで歩み寄り意を決した表情でオロフは言いにくかったらしい言葉を続ける。
「だがッ、それに逆上してッ! レイプ……するとかは、もっと良くないと思うッ!」
思いがけない言葉に失礼ではあるが、どう反応して良いのかクシーは面食らった様に瞬きを何度か繰り返してきょとんと不思議そうな表情で、耳まで赤くして俯いたままでいるオロフの顔をじっと見つめてしまった。
すると、更に驚く他無い様な切羽詰まった様子で、ベッドのすぐ傍らに正座し、額をゴチンと床にぶつけるだろう勢いで頭を下げた。
「正直、スマンッ! ……イテッ……」
予想通り床に頭をぶっつけた様子に思わず吹き出しそうになり、クシーは慌てて口元を押さえて耐えた。そして、ベッドの影になって見えなくなった土下座中のオロフを身を乗り出して覗き込み、少し困った様な表情で緩く首を振って答える。
「いえ、やっぱり、僕が悪いんですよ……謝らないで下さい」
「いいやッ、オレの方がやり過ぎだ! ホント、すまない……酔ってたし……余興でマムシ酒飲まされて、おかしくなってたとは言え、オトコとして、最低のコトをした!」
クシーが自分の言葉を言い切るか言い切らないかのタイミングオロフは激しく左右に首を振り、身を乗り出した彼の顔をまっすぐ見上げながら自分の言い分を捲し立てる。
流石にそこまで謝罪されると、否定するのが気の毒になるが、そのまま認めてしまうのも気が咎めて恥ずかしいと思った所為で少し頬を赤らめ乗り出した身を戻して、目を細め溜め息を零しながら返す。
「いや、やっぱり、僕が発端なんですから……そんなに、自分を責めないで下さい。それに……その……僕が、悦んで興奮していたのは……分かります…よ、ね……」
こんな風に謝罪されてしまうと罪悪感が掻き消えて、昨日の刺激的な遣り取りの怖いくらいの興奮を思い出しそうになってしまい慌てて振り払うように頭を振った。それから、恥ずかしさは残っていたが堪え彼を落ち着け様とまっすぐ見つめて出来るだけ優しく微笑みかけた。
だが、今度はオロフの方がきょとんと不思議そうな表情を浮かべてから、思い当たったと言うかまざまざと昨日の情景を思い出したのか耳まで赤くして挙動不審に視線を彷徨わせた。
「あ……あの……ま、まぁ……すご…凄かったって……いや、オレ、何言ってるんだ!」
二人とも落ち着いてお互い勢いに突っ走った情事の数々が恥ずかしくなったのか、お互いしばし無言で赤面した。だが、黙っている訳にも行かずにクシーは少し寂しそうな表情を浮かべた後に、なるべく冷静を装って口を開く。
「僕が、あんな趣味してるなんて普通思わないですよね。許して下さるなら、嬉しいですけど……流石にこれから、ご迷惑おかけしそうなので、その内、出て行きますね」
苦笑を浮かべて、努めてなんでもない風を装って答えた。
だが、再びオロフは激しく頭を振って床から立ち上がり、その勢いのままにシーツごとクシーを抱きしめながら、硬く目を閉じて叫ぶ様に言った。
「待て……その、現場見たときは、裏切られた様な気はしたがッ……オマエだって、オトコノコだし……その、性欲がない訳がないんだよな……。それに、無理矢理犯っちゃった訳だし、責任取って付き合うよ!」
嬉しくはあったが、夢の続きなのではないかと思い現実かどうか疑って反応に遅れる。
しかし、抱きしめられる力は痛いくらいに更に強まり、オロフの体が小刻みに震え重ねられた胸の上から早まった鼓動を感じ、それが冗談などでは無い事を伝える。
夢にしてはリアルすぎると、確かめる様に目を閉じて自分も彼の体を抱き返して、不安を言葉にして彼に問う。
「……僕、その……言葉にすると、恥ずかしいんですが……物凄く淫乱だと…思いますし……踏まれたり……虐められて……興奮しちゃうタイプなんですよ? それに、その……男だし……」
彼の鼓動に反応するように高鳴り、好きという気持ちが溢れて体温が上がり、昨日あれだけ激しくされたのに性懲りもなく興奮してしまいそうに下半身に血が溜まっていくのを感じながら、頷いて欲しくてギュッと体を更に強く抱きしめた。
「あ~……あの…だな。オレも、オマエのコト……男所帯のむさいギルドで、可愛いし紅一点みたくなったらいいな~って最初思ってたし……その、天使みたいであって欲しいとは思ってたケド……好き好き言われて、あんなヤラしくされて……うん、オレの中で…なんか吹っ切れた……」
髪を撫でながら、少し恥ずかしそうにオロフは答えた。そして、ギュッと強く抱きしめて、あやすように背中をとんとんと優しく叩き撫でてくれる。
「……す……好きで……いて、いいの……です、か?」
いきなりここでやっぱりダメなんて言われたらどうしようとここまで来ても不安になり、つい声が震えてしまう。嬉し涙半分、まだ不安から来る涙半分で目元を潤ませながら尋ねて、肩に額を擦りつける。
「…………その、正直……オトコは初めてなんで、上手くいくか分からんが……付き合ってみよう」
頷きながら優しく髪に口付けられた。
思わず声を上げて、クシーはオロフの体に抱きつきながら泣き出してしまった。
「……って、何でオッケイしてやったのに……泣くんだ? 泣き虫だな……オマエ……」
苦笑を浮かべながら、オロフが顔を覗き込むと、目元を赤くしたクシーがしゃくり上げながらオロフの顔を見上げて再び感極まったように泣きながら抱きつく。
「ふぇっ……だって、だって……嫌われた……と、思ってた……のに……嬉しい…ンッ……です……ヒクッ……」
オロフは馬鹿だなと笑ってやろうと口付け様としたが、身長差故に勢い余ってそのままベッドに押し倒していた。そして、押し倒した勢いのままに…………

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