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ねこにちょこれーと

以前、某SNSに投下した作品。

 

 

「チョコ好き?」

何か気恥ずかしいし、そもそも女が男にチョコレートを渡すなんていうお菓子屋の宣伝の一環みたいな行事で、男同士である為に微妙だと思っていたのだが、兄から世話になっている挨拶代わりにでも渡せばいいと気合いの入ったチョコレートを貰ってしまったので……と理由付けて手荷物を見せて尋ねてみる。
少し不思議そうに小首を傾げてから軽く頷き、言わんとする事を察したのか満面の笑みで返す。

「あんまり食べた記憶が無いけど、とっても美味しいモノだったと思う」

ちょっとリアクションに困る返答だなと思ったが、これ以上グダグダ言っていると何だか余計恥ずかしい事を言われそうで押し付ける様に紙袋をディートの方に突き出しながら言った。

「兄さんが、世話になってるなら渡せってくれたから……あげるッ」

気恥ずかしくて最初の方は言葉を選んでいたが、語尾は半ば言い捨てるように早口になっていた。
一応、付き合い始めて初めてだし、どうせあげるのなら自分の手作りでもとは思いはしたが、横で兄がなにやらタルトを作るのを眺めていたがとてもじゃないが作れる気がする物ではなかった。ただでも不器用なのに……。
複雑な気持ちで眺めていると、紙袋を開いて当人は気にした様子もなく楽しげに中身を確認する。

「じゃあ、お茶でも淹れるね」

結局、喜ばれても作ったのは兄である柘榴だ。せめてもと、キッチンに向かい美味しいかは微妙だが、唯一出来るお茶淹れの作業に入った。

その後、二人で食べようと誘われ、二人で二十五センチくらいのホールケーキを六等分に分けて一切れずつ食べた。
まぁ、恋人同士のイベントであるので流れ的に言えば順当であるのか、性的な展開になった訳だがいつもと少しだけ違っていた。

 

 

「くぅんっ……ひっ……あっ、も、もぉ……だぁ……めぇぇ……立って…られ……んひっ……」

食べ終わった食器を片そうと立ち上がった所を背後から抱き竦められたのはまだ良いが、そのまま壁に押し付けられてズボンを下着ごと降ろされたかと思うといきなり突っ込まれてそのまま現状に至る。
我ながら、慣らされもせずに順応してしまったのには恥じらいを覚えるが、そんな事を気にしてる暇も無いくらいに貪られて、じっくり物を考える余裕すらない。

「あっ……んぁぁっ……ひぁ…や、やらぁ……そ、そんな…した…らぁ……おく…奥に……キちゃ…うぅっ……」

両足の力が抜け始めて、下に体が下がりそうになるとディートは紅玉の片足を高く抱え上げ、そのまま下から突き上げる様な動きに変わる。
自分で立つ必要は無くなったが、体の方は更に追い詰められてディートも一度中に放ったが、三度目くらいになる絶頂に追い上げられる。奥ばかりを穿つ様に責める為に射精はまだしていないが、ドライオルガで立て続けにイかされて体が蕩けてしまいそうな錯覚に陥る。

「もっ……おねが……いぃっ……ベッド……連れて…てぇ……んっ、くぁっ……ああぁぁあぁぁぁっ!」

もう一度、イッて片足を持ち上げるくらいでは支えられないくらいに紅玉の体から力が抜けると漸く器用にも繋がったまま体を反すと、そのまま駅弁状態で抱え上げてベッドに移る。
安心したのも束の間、更なる酷い仕打ちが待ち受けていた。

「……ちょ……ちょっと……これ、やだ……ち、から……はいんにゃ……ひっ……んっ…んくっ……くふぅぅんっ……」

先程から、体の力が入らないと言っているにも関わらず、ベッドに移動してくれたもののディートが横になってズボンを完全に脱がせてしまうと、所謂騎乗位の状態で腰を引っ掴んでそのまま突き上げ始める。
多少、強引な時はあるが基本的に普段はソフトな責めが普通だっただけに、終始無言で貪るように責められると少し不安になる。
何となく表情を見れば目が据わっている様な気がして、先程一緒に食べたチョコタルトに何か入っていたのではないかと思い至るものの、兄がそう言った企みを働かすなどとは到底思えない。
色々と考えて居る内に、腰を掴んで支えるのでは物足りなくなってきたようで両手首を引くように掴み、後ろに倒れそうになる紅玉の体を支えながら膝を折って腰を浮かせて、先程よりも更に激しく突き上げる。

「ひにゃっ……りゃ、りゃめぇぇ……そんひゃ……にょ……ふぁっ……きゅぁああぁぁぁぁっ……」

殆ど力が入らないで、倒れないように必死にディートの手首を紅玉も掴み返す。揺らされるままに激しく揺さぶられ、浅い所から奥までもが行き来する度に強く刺激される。入り口も中も、ディートの触れる場所全てが痺れた様になって、益々前後不覚の状態に堕ちていく。
とどめとばかりにグイッっと下から抉り上げる様にされて、紅玉は頭が真っ白になってしまい意識が飛んだ。声にならない声を上げて、たっぷりと精液を放ちながらそのままディートの胸に覆い被さる様に倒れ込んだ。

 

 

どれくらい時間が経ったか分からないが紅玉が意識を取り戻すと、力が入らないし腰から下が痺れ、後孔に至っては回復して居らずにトロトロとディートの何度か出した精液がシーツに滴り広がっている様だった。
体を何とか起こして横を見ると、ディートが青い顔して天井を見上げていた。衣服は乱れたままで、さほど時間が経過していないのが分かった。無言のままで、こんな激しくされたのは最初以来というかで、多少恨めしく……反面少しいつもと違って新鮮で良かった様な複雑な気持ちで眺めているとディートが口を開く。

「お腹痛いにゃ~……気持ちも悪いにゃ……」

怒りたくもなったが、冷や汗掻いている様子を見ると、満更嘘でも無さそうで、取り敢えず自分にヒールを掛けると仕方なく具合の悪そうなディートの顔を覗き込んだ。心配もあるものの、ヒールでは抜けきらない気怠さに前髪を掻き上げて尋ねる。

「さっきまであんなに元気だったのに……どうかしたの?」

記憶が錯綜しているのか、不思議そうに首を捻った後に汗を吸った上着に二人分の体液で汚れた服や剥き出しになった性器をぼんやり眺めてから答える。

「うーん……さっき? ……俺、紅玉と……エッチした……の?」

力なくコクッと紅玉は頷いて、脱力しそうになったが気力を奮い立たせて零れる残滓をシーツで拭うと脱がされた法衣を羽織ってとぼとぼとベッドから降りる。

「そうだよ……。あのさ、ディート……以前、チョコ食べた後の記憶ってある?」

何となく誰かが猫にチョコレートやらをあげちゃいけないと言う話を何処かで聞いたような気がして、そんな事を尋ねてみる。
難しそうな顔でうーんうーんと唸った後に、悩みすぎて気持ちが悪くなったのか更に顔色を青くして答えた。

「この時期、寝込んだ記憶があるけど……それが、そうだったのかなぁ……」

初めて頭の上に生えたネコミミを見た時も複雑な気分だったが、今自分の恋人と言えるこの相手の正体は一体何なのだろうとこれまた複雑な気持ちになる。

「オーケイ……分かった。その手の事も分かりそうな医者がいるから、来てくれるようにお願いするよ……」

どうしてこうなったかを説明する課程で、からかい半分に聞かれるだろうとも思ったが、放って置くにおけず仕方なく思い浮かぶ相手にwisした。

教訓 中毒を起こすから猫にチョコレートを上げてはいけない。

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